フィンランド+:世界におけるお金の流れのシフトチェンジ Made in America. Sold in china

Made in America. Sold in china

 

その昔、といっても僕が小さい頃は、アメリカ産ってちょっといいもの?!って感じがあった。音楽や洋服など日本はアメリカを目指せ!みたいな雰囲気があった。

 

けどここ10年くらいはそんな感じはなく、日本も米国もそれぞれいいものがあるって感じ。さらにグローバライゼーションが活発になって、日本や米国でものをつくるよりも中国などの生産費用が少なくすむアジア地域で製品をつくる傾向だった。

 

ところが、昨今また新しい兆候。米国は雇用対策もかねて自国で製品を作る方針。

これまでは、「アメリカの外でつくられていたものをアメリカ人がかう」ことで経済成長していたけど、「アメリカでつくったものを、海外にうる/アメリカ人がかう」

傾向にシフトしつつある。だから輸入が減少している傾向がみれる。

http://money.cnn.com/gallery/smallbusiness/2014/01/08/made-in-america-china/?iid=EL

 

さらにシェールガスの登場、かつ安定的な供給が可能になってきていることが大きい。かつこれまでの石油を輸入しているコストと比べても安いエネルギーの安定供給が確実になってきた。

 

これは世界におけるお金の流れの大きなシフトチェンジになるのではないかな。

 

特に米国は石油輸入の減少による中東近辺に展開するアメリカ軍の配置(シリア問題とか非常に典型的)、貿易収支の改善による貿易方針(双子の赤字と云われた貿易赤字財政赤字)などの方針を明らかに変えてきている。

 

日本のエネルギー問題(原発液化天然ガス(LNG)の輸入)、貿易方針(景気が良くなって輸入増した場合、貿易収支は当面悪化。つい最近もニュースになっていたけど、そしてこれは円安傾向になり、ドル高・円安)。

 

でもこれは原発問題だけの問題だけでなく、明らかにグローバルにおけるお金の流れのダイナミックなシフトチェンジだと思う。

 

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http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS18026_Y3A211C1000000/

石油や石炭、液化天然ガス(LNG)など「鉱物性燃料」の輸入額は、原発が稼働していた2010年11月と比べて63.4%増えて2兆3574億円。そのうち、火力発電に使うLNGの輸入額は10年比115.8%増、石炭は同8.9%増えている。

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TPPの問題だけ異様に固執して報道している日本ですが、もっと多様的な視点で国際的な政策を実施していかないと、世界の大きなお金の流れにのれないとおもう今日この頃。

 

China to overtake U.S. as world's top trader

http://money.cnn.com/2014/01/10/news/economy/china-us-trade/

 

Made in America. Sold in China.

http://money.cnn.com/gallery/smallbusiness/2014/01/08/made-in-america-china/?iid=EL