辺境近境: 日本国パスポートと安田純平氏
自分が思い出したのは、日本のパスポートに書かれている文言。
日本国民である本旅券の所持者を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助をあたえられるよう、関係の諸官に要請する
The Minister for Foreign Affairs of Japan requests all those whom it may concern to allow the bearer, a Japanese national, to pass freely and without hindrance and, in case of need, to afford him or her every possible aid and protection.
高校2年生の時に初めてパスポートを持ったのですが、その時、日本のパスポートに書かれている言葉を初めて読み、すごく感動したのを覚えてます。
理由は、もし海外で何か起こっても国が全力でサポートしてくれると思ったからです。
■自分の責任の範囲、国の責任の範囲は違う。
パスポートともつ側と、パスポートを発行する側の責任は全く異なる。
そもそも、外務省の役割はなんなのか?
外務省設置法
https://www.kantei.go.jp/jp/cyuo-syocho/990427honbu/gaimu-h.html
第一章 総則
(所掌事務) 第四条 外務省は、前条の任務を達成するため、次に掲げる事務をつかさどる。
九 海外における邦人の生命及び身体の保護その他の安全に関すること。
上記に記載されている通り、国(外務省)は、海外にいる日本国民の生命及び身体の保護その他の安全を確保する義務を追ってます。
■自己責任=My responsibility
大きな組織のおける稟議書とかもそうですか、稟議書にハンコをおす部署、人を多くすることで組織における個人の責任範囲を曖昧にする企業が多い中、なんで海外で拉致された個人責任を追求するのがニュースが多いのか。
それはリスクをとれる社会をどうかのような気がします。
この話題はどっか別の機会があれば取り上げれればと思います。
ご参考: